元世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級6位・井岡一翔の挑戦を受ける、同級王者フェルナンド・マルティネスが7日、都内の志成ジムで練習を公開した。サンドバッグ打ちなどで約30分、汗を流した。

取材対応では「ファンの皆様をずいぶん待たせてしまった」と謝罪し、「体調は100%」と好調をアピールした。

 冒頭でおわびした理由は前回の反省からだ。昨年7月に当時、IBF王者としてWBA王者の井岡との2団体統一戦に臨み、3―0の判定勝ち。その後、IBF王座を返上し、同年大みそかにWBA王者として井岡の挑戦を受ける形で再戦が決まった。だが来日後のインフルエンザ感染により、あえなく中止となっていた。

 同じ轍(てつ)は踏まないとばかりにアルコール消毒に加え、外出も「練習の往復だけ」と感染対策をアピールした。井岡戦に向け「1戦目と同じように技術を見せ、レベルの高い試合をしたい」と力を込めた。(三須 慶太)

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