４月交通事故で顔面骨折　スピードスケート男子・新濱立也が事故後初練習「強い気持ちで挑んでいきたい」
合宿でバイクをこぐ新濱立也 画像（1枚）

　スピードスケート男子５００メートルの日本記録保持者で、４月の交通事故で顔面骨折などの大けがを負った新濱立也（２８）＝高崎健康福祉大職＝が７日、宮崎で事故後、初めて報道陣に練習を公開した。顔の整復手術を受け、激しい運動が制限される中、固定した自転車をこぐ練習を約３０分、行った。

顔には腫れが残り「（状態は）２０％もない。ただ、２月（ミラノ・コルティナ五輪）に結果を残すことが今シーズンの目標。強い気持ちで挑んでいきたい」と心境を明かした。

　４月１６日、沖縄・石垣島でロードバイクのトレーニング中に交通事故に巻き込まれ、顔面骨折、左ひざを負傷するなどの大けがを負った。一時は現役復帰も危ぶまれたが、合宿参加にこぎ着けた。昨年３月にも練習中の転倒で腰椎を骨折。２年連続で重傷を負った中でも「自分の想像よりは早く回復しているのかな」と前向きに話した。

　妻でカーリング女子のロコ・ソラーレのリード、吉田夕梨花の存在も大きいという。「どんな状況下でも支えてくれる家族がいるというのは心強いのかな」。大事な人からの後押しを受け、逆境をはね返す。（松末　守司）

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