◆京都新聞杯追い切り(5月7日、栗東トレセン)

 第73回京都新聞杯・G2(10日、京都)で、2連勝中のトッピボーンが武豊と日本ダービーの最終切符をつかみにいく。

 最終追い切りは栗東・坂路でターミネーター(3歳未勝利)を3馬身半追走。

序盤は行きたがる面を見せたが、ラスト1ハロンでかわして54秒3―12秒6。1馬身半先着した。笹田調教師は「伸びは悪くなかったし、しっかり調整できていると思う」とうなずいた。

 前走(阪神・芝2000メートル)は離れた最後方から徐々にポジションを上げると直線で抜け出して4馬身差の完勝。全戦で手綱を執る武豊は「速い時計(1分57秒9)であの着差は立派。一戦ごとに良くなっている」と素質を評価する。

 日本ダービーは最多の6勝を記録する鞍上。88年の初騎乗から、騎乗予定馬が直前の故障で回避した92年、落馬負傷の影響で断念した10年を除いて毎年名を連ねてきたが、今年は今のところパートナーが決まっていない。「舞台と距離はいいと思うし、あとは折り合いだけ。ここを勝つようなら(ダービーに向けて)楽しみ」。人馬ともに勝負駆けで、大舞台への扉をこじ開ける。(山本 理貴)

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