◆明治安田J1リーグ ▽第15節 町田1―2京都(7日・町田GIONスタジアム)

 町田はホームで京都と対戦し、1―2で敗れた。前半39分に脳しんとうの疑いでピッチを後にしたDF中山雄太に代わって緊急出場したDF望月ヘンリー海輝がプロ初得点を決め、先制した。

前半は1―0で折り返すが、後半28分にFW平賀大空がFW奥川雅也の右クロスを頭で合わせて同点。さらに、後半アディショナルタイム5分にはDF福田心之助に決勝弾を沈められた。

 これで今季2度目の連敗。首位に立った川崎戦(2△2)以降は、6試合で1勝のみと苦戦が続いている。黒田剛監督は「前半1―0でリードして折り返しただけに非常に残念な結果となってしまった。なかなか整理できないところもありますけど、中3日で次のゲームがありますので切り替えて挑んでいかなければならない。最後までやりきれないところに我々の甘さがあるんだと認識し、反省しなければならない」と肩を落とし、声を絞り出した。

 今季2得点5アシストと、攻撃の柱として活躍していたFW相馬勇紀がベンチ外。黒田監督は相馬がケガで欠場したことは明かしつつも「本人とも話していないですし、ドクターと話していないので何とも言えない。どんなケガということは入ってきていません。どれくらいの重さということも入ってきていません」と説明。途中交代した中山についても「今、ドクターで診ているところ。

今は情報はありません」と話すにとどめた。今季の町田を大きく支えた主力の負傷。チームが白星をつかめず苦戦する中、さらなる試練となった。

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