◆明治安田J1リーグ ▽第15節 町田1―2京都(7日・町田GIONスタジアム)
京都はアウェーで町田と対戦し、2―1で逆転勝利を収めた。
前半25分に、191センチの長身と高い技術を誇るFW原大智が突如ピッチ上で座り込み負傷交代するアクシデントがあったが、ロングボールを少なくさせるなど対応。
昨季2敗で終わった相手に劇的な勝利を収め、曺貴裁(チョウ・キジェ)監督は「原がアクシデントで代わりましたけど、全員の力が必要だという今シーズンを象徴するような試合になった。後半、相手の足が止まったときに一気に交代選手を使って流れを変えていくのはうまくいったと思いますし、非常に充実した90分とアディショナルタイムだったと思います」と満足そうに振り返った。
会見ではこの日の午前に行われた欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦・インテル(イタリア)―バルセロナ(スペイン)戦について言及。第1戦を3―3で終えて迎えた同試合はインテルが2点リードで前半を折り返すも、後半にバルセロナに逆転を許す。しかし後半ATに追いつき延長まで持ち込むと、延長前半9分にMFフラッテージがペナルティーエリア内から左足で決めスペインの名門を退けた。
曺監督は「地球の裏側ではああいう試合を繰り広げている敬うべき存在がいる中で、我々もそこに近づくべく、マインドセットだけはしよう」と選手に話したといい、「CLの試合ほど華麗で皆さんの心を打つ試合が出来たかどうかは分からないですけど、でも国内ではそれに近い試合が出来たと思います。町田さんには去年2戦して2敗と非常に悔しい思いをしただけに、今日は戦術の狙いも含めて色々な意味で1つ進んだ戦いが出来て、劇的なゴールを決められて幸せです」と称賛した。