フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜・午前8時14分)は8日、自民・公明党の幹事長・国対委員長が7日に都内のホテルで会談し、経済対策として減税や給付も視野に入れて協議したことを報じた。経済対策は夏の参院選前の策定を目指す。

 与党の動きに対し野党の立憲民主党は参院選の公約に「原則1年間、食料品にかかる消費税をゼロに」する案を盛り込むことを決定、さらに国民民主党は「食料品に限らず一律で減税するべき」との考えを示していることを番組は報じた。

 スタジオには政治ジャーナリストの田崎史郎氏が生出演。消費減税を巡る石破茂首相の考えを解説した。先月、出演した時に田崎氏は石破氏は「消費税を下げたい気持ちはある」と解説したが、現在は「消費税減税の考えは捨てた」と明かし「今の消費税を堅持して参院選に臨む」と解説した。

 石破氏の考えが「大きく変わった」背景を4月25日に立憲民主党の野田佳彦代表が「原則1年間、食料品にかかえる消費税をゼロに」などと表明したこととし「あれを機に石破さんの気持ちが大きく変わっていって。その理由は立憲民主党がああ言った後に自民党も(消費税減税を)やると、自民党もお前もかと言われる。そうすると自民党支持層の中で健全な保守層の人たちが離れていってしまうんじゃないか。選挙にもマイナスになるんじゃないか、と。石破さんの判断であり自民党の執行部、森山幹事長以下の話なんです」と解説した。

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