J1の横浜FCは8日、横浜市内で次戦の福岡戦へ向けて練習を行った。FW山田康太が練習後に取材に応じると、現状先発するシャドーではなく、ボランチでの出場にも意欲を示した。
3月に横浜FCに加入してからは主にシャドーで出場するも、第7節の名古屋戦(1●2)、そして前節の東京V戦(0●2)でそれぞれ試合の途中からボランチに位置を移した。山田は自身のプレーに「自分の所で少し時間を作るとか、くっとはがすところは感覚としては出来ていた」と手応えを示すと、「自分としてはやりやすい。ボランチだとボールに関与する回数も多いし、切り替えのところでディフェンスに行くというのも自分がやってきたところ。またやる機会があれば、楽しんでやりたい」と振り返った。
山田はJ1ではトップ下やインサイドハーフなど攻撃的な位置で主にプレー。ドリブルなどの技術に優れ、攻撃に変化を加えられるアタッカーとして活躍してきた。J2では20年の水戸と21年の山形でそれぞれボランチを務めた経験もあり、「僕がどっちが良いというのはまた違うかなと思います」と前置きをした上で「多くゲームに関われると感じたのはボランチ。攻撃も守備も常に関わるポジション。ボランチだったら出て行こうと思ったときに出て行けるし、最終ラインでは例えばクロスに人数足りないと思ったら自分が最終ラインに入ったりとか、自分が感じたことを行動にできる」と、よりやりがいを感じることを明かした。
横浜FCに加入する際には、ボランチでの出場に興味を持っていることをチームスタッフに伝えたという。チームは現在3連敗でJ2降格圏の19位。ボールを保持し攻撃の形は作れているが、得点には至らず。