J1のC大阪は8日、阪南大のFW金本毅騎(うぃぎ、3年)の来季加入が内定したことを発表した。

 金本は高校時代にC大阪の下部組織に所属していた。

関西学生サッカーリーグ1部に所属する阪南大に進学すると、2年時に18得点で得点王に輝くなど活躍。3年生となった今年で卒業に必要な単位を全て取り終えるため、来季から大学4年で在学中ながらプロの世界に飛び込む。

 金本はこの日大阪市内で行われたチームの練習にも参加。取材に応じ「素直に嬉しい気持ちがある一方、帰ってきたい気持ちがあったのでそれを達成できたというのはホッとしたというか。常にセレッソの選手になりたいと思っていた。やっとスタートラインに立てたという気持ちです」と喜びに満ちた表情で話した。目指す選手にはバルセロナ(スペイン)のFWレバンドフスキ、バイエルン(ドイツ)のFWケインを挙げた184センチの点取り屋は「大柄だけど足下の技術もあって、なんでもできるところを見せたい」と鼻息を荒くした。

 同い年のFW北野颯太とはユース時代のチームメイト。気心の知れた仲だが、「今日まで言っていなかった。たぶん、来るのが分かっていたと思うので、言ったところで、と思っていたら『はよ言えよ!』って言われました」と笑顔。その北野も「あいつ、ほんまに全然言ってくれなくて」と笑みをこぼし「うれしいですね」と歓迎した。金本のプレーについては「イメージですけど、何でもできるストライカー。

偏っていないFWだと思う」と話し、ピッチでの共演を心待ちにした。

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