J1の東京Vが8日、ホーム湘南戦(11日・味スタ)に向けて練習を行った。6日の横浜FC戦(2〇0)に先発した選手はリカバリーメニューを行い、その他の選手は7対7の実戦形式などで汗を流した。
4月20日の川崎戦(0△0)で前半だけで負傷交代していたDF林尚輝は、数日前に全体練習に部分合流し、この日は実戦形式のトレーニングも途中まで消化した。完全復帰に向けて一歩前進し、「思っていたより大丈夫かなという感覚はあります。今日、そこのところ(実戦形式の練習)にチャレンジするか分からない状況だったけど、そこを一つやれたのは、より復帰に近づいているなという感覚があります」と手応えを口にした。
離脱している期間でチームは4戦3勝1敗で、勝利はいずれも無失点試合。横浜FC戦では今季リーグ初先発だったDF深沢が3バックの中央で奮闘するなど、チーム内の競争も激しさを増しているが、「もちろん自分が試合に出る気持ちでやりますし、そこへの気持ちはぶらさずやりますけど、素直に出られていない選手が活躍するのはチームとしていいことですし、やっぱり上位争いをしていくにはそういう競争がないとダメだと思うので。その中でより自分が勝っていけるように、チームに貢献していけるように。(離脱した)去年の後半戦の悔しさもあるので、そこは今年1年積み上げていきたい。また自分が出られるチャンスが来た時に備えてしっかりやり続ける必要がある。この間の試合(横浜FC戦)を見てもそれをすごく強く感じました」と、まずは完全復活に向けて歩みを進めていく。
そして、その先にあるピッチで躍動するために「あとは患部を鍛えて再発しないようにしないといけないのと、もちろんやれていない部分はあったので、そこのコンディションは高めていかないといけない」と前を見据えた。