J1のC大阪が8日、大阪市内のグラウンドで約1時間練習を公開した。6日の前節・神戸戦(3〇1)では左足首とふくらはぎの打撲で今季初めてベンチを外れたFW北野颯太は別メニューで調整し、「(足は)大丈夫です。

自分が入って流れを止めたくない気持ちもある。責任もあるし、今まで以上のプレーは出さないと」と、11日の横浜FM戦での3連勝へ意気込んだ。

 2月14日、G大阪との「大阪ダービー」開幕戦(5〇2)で2ゴール1アシストとド派手に幕を開けた今季。ここまで4ゴール2アシストに加えて出場時間でもチームトップを誇り、今季のC大阪を象徴するような活躍を見せている。数字以上の貢献度の高さは言わずもがなだが、北野は「(数字がついてこないことも)そうですし、どこかいろんな焦りがあった」と話す。そんな中で今季初ベンチの外から神戸戦を見て「ここ最近パッとした結果も、プレーの質も上がらなかった中で1回休んで。今までの活躍もなかったことにするくらい心も体もリセットして、また新たにスタート切ろうと思ったのでいい時間になった」と、充実の時を過ごした。

 この日、全体から約40分ほど遅れてピッチに姿を現すと、アーサー・パパス監督の元へ駆け寄った。指揮官との会話では「『足、どんな感じ?』と言われて、大丈夫ですと。『次のマリノス戦頼むよ』みたいな感じで言われました」と万全の状態をアピール。“充電満タン”の頼れる20歳が、チームを3連勝に導く。

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