◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(8日、茨城GC東C=6675ヤード、パー72、報知新聞社後援)
ルーキーの都玲華(21)=大東建託=が5バーディー、1トリプルボギーの2アンダー70で回り、首位と4打差の12位につけた。男女メジャー大会6勝の名キャディー・清水重憲氏(50)との初タッグで、大会史上7人目となる初出場優勝を目指す。
2番パー3で4オン2パットのトリプルボギーを喫しても、都は落ち込むどころか吹っ切れた。隣を歩く清水キャディーの存在が心強かった。7番で10メートルを沈め、15番では第3打を1メートル半につけてバーディー。「ノリさんのおかげでうまく回れた。自分は欲の塊なので、欲を抑えながらゴルフをすることがいかに大事かを学んだ」と感謝した。
開幕前の練習ラウンド中。21歳はV請負人キャディーを前に身構えつつ、持ち前の度胸を発揮。「ミスぐらいするし、そんな私うまくないですからね」と先手を打った。50歳の清水氏は「楽しくやっています。ウェッジが上手な選手だし、性格がとても明るい」と目尻を下げた。
プロの自覚も芽生えてきた。
◆都 玲華(みやこ・れいか)2004年2月18日、徳島市出身。21歳。8歳の時に父・英樹さんの影響でゴルフを始める。小学校時代は水泳、サッカーも。生光学園高卒。24年4月に下部ツアーの大王海運レディスでアマチュア優勝。同年11月に4度目の挑戦でプロテストに合格した。