ラグビーリーグワン1部で現在4位の静岡ブルーレヴズは、10日のレギュラーシーズン最終戦(ノエスタ)で、5位が確定している神戸と対戦する。レヴズと3位・東京ベイとの勝ち点差は5。

わずかながら逆転する可能性もあるが、このままの順位で終わった場合、プレーオフ1回戦(17日・花園)では再び神戸とぶつかる。前哨戦としても負けられない。

 8日にメンバーが発表され、レヴズは前節(3日)の浦安戦から先発を5人変更。連戦を考慮して休ませていた日野、大戸、グリーンらを送り出す。大量10トライで最下位の浦安を下して4連勝を飾ったあと、藤井雄一郎監督(55)は「プレーオフを含めて、あと4つ勝つ」と話していた。その言葉通り、ベストメンバーで白星を取りに出た。

 選手の意思も統一されている。「出し惜しみしない。一戦一戦を勝ちに行く」とWTB奥村翔(26)。3戦連続トライ中のSH北村瞬太郎(23)も「プレーオフのことは考えず、目の前の試合を勝つだけ」と闘志をのぞかせた。計12トライはチームトップで、リーグランキング3位。新人王の有力候補だが「個人の成績よりチームの優勝」と気にしていない。

敵地で難敵を倒し、翌週のプレーオフに勢いをつける。

(里見 祐司)

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