サッカーの静岡県高校総体地区予選が大詰めに入った。西部では磐田東が2連覇を懸けて、10日の決勝で浜名と対戦する。
1月の県新人戦では準優勝。準々決勝で清水桜が丘に0―2から逆転勝ちし、準決勝では浜名に4―0で完勝した。決勝は静岡学園に2―3で敗れたが、先制点を奪うなど台風の目になった。それでも慢心はない。「その後のリーグ戦(県ユースAリーグ)が今ひとつ。気持ちが足りていなかった」と加藤。その反省を今大会に生かしている。
新戦力も台頭した。新人戦は背番号22で途中出場が多かったMF鈴木泰翔(3年)がシュート練習に励んだ成果を見せ、今大会では9番を着けてチームトップ3得点と活躍中だ。2列目からの飛び出しが得意で「(2シャドーを組む)加藤くんがいいパスを出してくれるんです。決勝でも点を取りたい」と燃えている。
17日開幕の県大会では3年ぶりの優勝を狙う。頼れる10番は「鈴木くん以上に点を取る!」とライバル心をのぞかせた。FW袴田琉聖(3年)を含めた強力攻撃陣を軸に、頂点へ突き進む。(里見 祐司)