◆陸上 関東学生対校選手権第3日(10日、相模原ギオンスタジアム)
女子1部200メートル予選が行われ、今大会6レース目に臨んだ日体大のフロレス・アリエ(3年)は24秒11(追い風0・4メートル)の2組1着、全体トップのタイムで11日の準決勝に進んだ。
フロレスは今大会、200メートル、400メートル、400メートルリレー、1600メートルリレーにエントリーしており、この日は今大会6レース目。
連戦に対応するためのルーチンは、ハリ治療とサウナ。「試合の3日前に全身にハリを打ちます。疲労をとって筋肉を緩める。3日前だと試合当日にちょうど良い感じになります」。その後はサウナに行って「リフレッシュ」と自身の身体をいたわりながら、ハードスケジュールをこなしていた。
現在、日本国籍の取得を申請中。3日の静岡国際女子400メートルで日本記録(51秒75、丹野麻美)より速い51秒71をマークして優勝するなど勢い抜群で、9月の東京世界陸上出場を狙う逸材だ。父はペルーと日本、母はペルーとイタリアにルーツを持ち、自身は静岡・浜松市出身でペルー国籍。7月に行われる主要選考大会の日本選手権には「(国籍取得は)間に合うと聞いています」と話している。開催国参加標準記録(51秒74)を突破しており、今後のさらなる活躍が期待されている。