◆第42回エプソムC・G3(5月10日、東京・芝1800メートル、稍重)
今年から日程が繰り上がり、4歳以上の古馬が争う一戦となったG3は18頭立てで争われ、6番人気で幸英明騎手騎乗のセイウンハーデス(牡6歳、栗東・橋口慎介厩舎、父シルバーステート)が最後の直線で抜け出し、後続を突き放して23年七夕賞以来の重賞2勝目を挙げた。勝ち時計の1分43秒9は、22年10月9日の毎日王冠でサリオスがマークした1分44秒1を更新するコースレコードとなった。
2着は追い込んだ1番人気のドゥラドーレス(クリストフ・ルメール騎手)、3着は10番人気のトーセンリョウ(団野大成騎手)だった。
ダミアン・レーン騎手(ダノンエアズロック=6着)「いいスタートを切ったけど、外から位置を取るまでに脚を使った。そこからリズムよくスムーズに運べたが、ペースが速かったので、しまいの脚がなくなってしまった」
マイケル・ディー騎手(ディープモンスター=7着)「現状、1800メートルだとオンとオフがつかない感じ。手応えからはもっと弾けると思ったのですが。ただ、乗り心地やポテンシャルはすごいものを感じた。1800メートルは忙しかったのかもしれません」
古川吉洋騎手(エヒト=8着)「内をぴったり回って直線も反応してくれた。8歳馬だし、時計を考えればよく頑張ってくれた」
岩田望来騎手(デビットバローズ=9着)「ペースもあるけど、状態が前回と比べてもうひとつだった。このクラスでもやれるし、大きいところを取らせてあげたい」
杉原誠人騎手(カラテ=10着)「今回は位置を取りに行って競馬をした。勝ち馬と同じ位置で運べたし、最後も歯を食いしばって頑張ってくれたと思います」