◆明治安田J2リーグ▽第15節 大宮―仙台(10日・NACK5スタジアム大宮)

 試合前まで3位の大宮と2位の仙台との上位対決は、大宮が3―0で仙台を下した。

 立ち上がりは仙台がセットプレーでMF武田の高精度の左足キックから何度もゴール前に迫るもチャンスを生かせず。

 一方の大宮は1トップのFWファビアン・ゴンザレスの迫力のある突破力で攻め込む場面を増やしていき、前半16分にチャンスを生かす。DFラインからのロングボールに、3バック左のDF下口が最前線まで駆け上がってこのボールの競り合いを制すと、この流れからパスがつながり、ゴール前で下口の落としをMF小島が左足シュート。GKにはじかれて右ポストに当たったが、こぼれ球をFWファビアン・ゴンザレスが右足で押し込んで先制した。

 さらに前半31分には、ゴール前のこぼれ球に反応したFW豊川が豪快な右足シュートを突き刺して貴重な追加点を奪った。

 前半は2―0で大宮リードで折り返し、後半から仙台はMF名願、FW荒木を投入して反撃を試みるも大宮の堅い守備の前にゴール前までなかなか侵入できず。後半19分にはMF武田の左足シュートがクロスバーに阻まれ、その後も猛攻を仕掛けたが、DF市原を中心に体を張った大宮守備陣がゴールを許さず。

 すると後半31分に大宮のMF谷内田がゴール前で右足シュートをゴール右へ冷静に流し込んで3点目を奪った。

 このまま大宮が3―0で勝利。前節で首位の千葉に2―1で勝利したのに続き、今節の上位対決も制して、2位に浮上した。

 仙台は試合前まで3連勝&8戦負けなしだったが、第6節の磐田戦(2●3)以来の黒星を喫した。

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