◆明治安田J1リーグ▽第16節 FC東京1―0神戸(10日・味スタ)
FC東京は後半アディショナルタイム13分、相手ハンドで得たPKをFWマルセロヒアンが冷静にゴール左に沈め、これが決勝点となった。3日の敵地・新潟戦(3〇2)に続き、今季初の連勝を飾った。
松橋力蔵監督は「内容うんぬん(より)、しっかり連勝できた。最後の最後まで諦めずに選手が頑張ってくれたこと、熱い声援の中でしっかり連勝することができて非常にうれしく思う」と総括した。
この日はGK波多野豪をリーグ戦で初起用。無失点に抑えるとともに、後半アディショナルタイムには素早く前線へ蹴り込み、最後にPK獲得につながった攻撃の起点になった。指揮官は波多野について「カップ戦での出場がメインだったが、日々のトレーニングから良いパフォーマンスを維持してくれていた。彼自身の良さ、特徴がしっかり出せて、ゲームを決める引き金となるようなプレーで、非常に素晴らしかった。僕もGKには常にアシストを狙え、と言っている。アシストにはならなかったが、アシストのアシスト、一歩手前くらいにはなった。そこの精度が非常に素晴らしかった」とたたえた。