◆ラグビー リーグワン第18節 埼玉 60―17 東京SG(10日、熊谷ラグビー場)
最終節が行われ、埼玉は東京SGに60―17の大勝。レギュラーシーズン(RS)2位を確定させ、プレーオフ(PO)準決勝進出を決めた。
前半4分にCTBデアレンデが先制トライを挙げると、合計8トライを量産。今季最多得点でRSを締め、ゲーム主将のSO山沢京平は「いい状態で最終戦を終えられてよかったし、ファンと喜びを分かち合えて本当に嬉しく思う」と語った。快勝で勢いをつけたチーム。ただこの日は、FW前列で負傷者が相次いだ。
プロップ稲垣啓太は後半10分から途中出場。だが直後のプレーで左足を痛めたとみられ、肩を借りながら交代した。指揮官は試合後の会見で「稲垣は心配なところがあるが、まずは確認をしたい」とコメント。同じく途中出場のプロップ、リサラ・フィナウは後半31分に負傷交代。稲垣に変わって出ていたプロップのクレイグ・ミラーも終盤に退き、37分のスクラムはノーコンテストスクラムとなっていた。
3季ぶりの優勝を目指すチームで懸念点もあるが、若き司令塔の山沢は「プレーオフに向けてまた一丸となって進めるように」と力をこめる。