◆ラグビー リーグワン第18節 埼玉 60―17 東京SG(10日、熊谷ラグビー場)

 レギュラーシーズン(RS)6位でのプレーオフ進出が決まっている東京SGは、RS2位の埼玉に17―60で完敗。先発したFB松島幸太朗は「今日は最初の10分15分でやられた。

まずインテンシティで受けてしまうと、こういう試合になる。結果的に、自分たちの力を信じられなくなる試合になったと言ってもしょうがない。そこを切り替えてやっていきたい」と振り返った。

 前半20分までに3トライを献上。計8トライを与えての黒星だったが、松島は前半25分に今季初トライを挙げた。敵陣トライエリア前で受けたボールを得意のランで運んだ。「相手のDFを見ていけると思ったので、(SH)流をよんで。うまくいってよかった」。今季は3月の10節から試合に出て、9試合目での初トライ。「取れたら気持ちはいい」と、最終節で好感触もつかんだ。

 18日の準々決勝(花園)は、一昨季王者の東京ベイ戦。「完全にパワー系のチーム。

キック、FW使ってくる」と松島。「自分たちは反則をしない。自分たちのペースになるように、ボールを動かしてやっていきたい」と、武器のアグレッシブ・アタッキングラグビーで対抗する。「多くの人は、POにギリギリいったと思っていると思うし、下馬評的にはクボタが勝つだろうと思われていると思う。そこを自分たちは、チャレンジャーとして思い切りプレーして、自分たちの価値を確かめたい」。6位からの“下克上”に挑む。

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