フィギュアスケートの五輪2大会連続メダリストでプロスケーターの宇野昌磨さんが10日、名古屋市内で磁気健康用品「コラントッテ」主催のトークイベントに出席。鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)や中田璃士(TOKIOインカラミ)らと、トークで盛り上げた。

 演技前のルーチンを問われた選手たちは、さまざまなこだわりを披露。三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)は「試合の前はホテル出る時に、息を『ふーっ』って吐いて、よっしゃ!と言って出ます」。鍵山が「ホテルを出るとき、部屋をめちゃくちゃきれいにして出発する」と語れば、アイスダンス挑戦を表明した島田高志郎(木下グループ)

も「ルーチンは作っていなかったけど、無意識に部屋はきれいにしていました」とした。友野一希(第一住建グループ)は「ボクも、(部屋で)鏡を見て『よし!』と言って出る」など共通する気持ちも入れ方も。そこで異彩を放ったのが宇野さんだった。

 ルーチンは「ない」と宇野さん。その中で「これをやったらどうなるんだろう、どう変化が生まれるんだろう」と、普段と違うことも恐れず行動に移していたという。「いつも通りというより、試合なのに急にこれをやったらどうなるんだろうとか。試合でエッジの位置を動かしたこともあるし。ひとつひとつ結果が知りたいので、ルーチンとかなかった」と明かし、会場からは驚きの声があがった。

 イベント終盤、それぞれが色紙にしたためた一文字には「戦」の字。「昨年は後半に盛り返したけど、前半に何もしなかったので。

場所は違えど、戦う意識を持って色んなことに挑戦する」と決意。宇野さんは6月に、初めてプロデュースするアイスショー「Ice Brave」を控えている。

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