◆ラグビー リーグワン最終節 BL東京 49―28 横浜(10日、秩父宮)

 4試合が行われ、昨季王者のBL東京は、横浜を49―28で下して15勝1分け2敗とし、レギュラーシーズン(RS)1位でのプレーオフ(PO)進出を決めた。3季ぶりの優勝を目指す埼玉は、東京SGに60―17で勝って14勝目(2分け2敗)。

2位を守り準決勝(25日、秩父宮)に駒を進めた。今節でPOに進む上位6チームの順位が決定。3~6位による準々決勝は17、18日に花園ラグビー場で行われる。

 BL東京は劇的なプレーで1位通過を決めた。後半40分を告げるホーンが鳴ったラストのワンプレー。SOモウンガからのキックパスをトライエリアでWTB桑山聖生がキャッチし、そのままトライを決めた。3トライ以上の差をつけて勝利するともらえるボーナスポイントをゲットし、首位の座を渡さなかった。SOモウンガが「求めていた勝ち点5を取れて満足」と話せば、FWリーチ主将は「今季を通して最後までトライを狙いにいくマインドを持っている」と胸を張った。

 この勝利でプレーオフ(PO)は準決勝からの登場。1週間の休養を挟むため、6週連続で試合となる準々決勝から戦う3位以下のチームからは大きなアドバンテージを得る。昨季優勝し、王者のメンタルを身につけ堂々シーズンを戦い、実力に自信を備えて史上初の連覇への道筋をつくった。準決勝に向け、リーチは「体をリフレッシュさせて負けたら終わりのプレッシャーを感じながら準備していきたい。

24日にすべてをぶつける」と強い気持ちで挑んでいく。 (松末 守司)

 〇…埼玉は2位でのPO進出を決めた。東京SGとのレギュラーシーズン最終節は、計8トライを奪って今季最多得点となる60―17の圧勝。敗れれば3位転落の可能性もあった一戦で、ロビー・ディーンズ監督は「満足な結果」と選手をたたえた。3季ぶりの優勝を目指し臨むPO。25日に控える準決勝に向け、SO山沢京平は「もっと突き詰めて、勝ちにどん欲にやっていきたい」と腕をまくった。

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