◆プレミアリーグ▽第36節 ウルバーハンプトン0-2ブライトン(10日、英国・ウルバーハンプトン=モリニュー・スタジアム)

 日本代表MF三笘薫(27)が所属するブライトンはアウェーで13位のウルバーハンプトンと対戦。2023年8月19日にこのスタジアムで5人抜きのスーパーゴールを決めている三笘はベンチスタートとなった。

 ブライトンは前半28分にベテランFWウェルベックがPKを決めて先制。三笘が登場したのは1-0のまま緊迫した試合が続いた後半35分だった。

その5分後の後半40分にブライトンがグルダのゴールで2点目を追加。終盤の得点で勝利を確定させた。

 試合後、三笘は「僕は話すことはないですけど」と2-0の勝利を振り返ったが、「素晴らしいプレーをしていると思います」と続けてチーム状態については自信を膨らませた。

 

 しかし気になるのは前節を完全欠場したコンディション。傷は癒えたのか尋ねられ「いや、まだまだっすね。コンディションは100%じゃないですけど、プレーできる状態ではあります」と三笘。この試合後も腰をさするような仕草を見せたが、故障箇所は「まあ色々っすね。一つじゃないです」と語り、かかと以外にも問題があることを明かした。

 それでも今季は残りわずか2試合。個人としても10ゴールに王手がかかっている。

 三笘は「もちろん取れれば嬉しいですけど」と2ケタゴールについて話したが、「今日のような試合がチームとしてできれば、ヨーロッパ(欧州リーグ出場)の可能性もあると思います。まずはそこです。自分のことは後回しで」と、最後まで来季の欧州リーグ参戦を諦めない姿勢を明確にして、スタジアムを後にした。

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