◆スペインリーグ▽第35節 マジョルカ2―1バリャドリード(10日、ソンモイス)

 マジョルカは、すでに降格が決定しているバリャドリードをホームに迎えた。2連敗と1分の後で、悪い流れから抜け出したいところ。

今節はここまでバリェカノ、セルタ、バレンシアと6~10位のチームが勝っているので、乗り遅れないためにも絶対に勝利が必要だった。

 試合開始11分、バリャドリードはチュキがゴールを決める。しかしマジョルカも時間と共に調子を上げ、28分にマフェオのクロスからマスカレルのボレーシュートで同点に追い付き、1―1で前半を終えた。

 後半4分、ダニ・ロドリゲスの裏へ抜けるパスに浅野が飛び出し、ピンポイントのパスを送る。それを受けたダルデルが右足で右ポスト際へゴラッソを決め、逆転に成功した。終盤もバリャドリードの猛攻をおさえ、マジョルカは1点を守って4試合ぶりの勝利で9位を保った。

 前節のジローナ戦では途中出場ながら監督の信頼を取り戻した浅野は、先発出場して渋い働きを見せ、66分にムリキと共にピッチを去った。

 次戦は14日にRマドリードとのアウエー戦。浅野とムリキが回復したのは心強い。

 アラサテ監督のコメント「とても必要な勝利だった。最初の15分間は守備が悪く、負けるような試合をしてしまった。ありがたいことに失点は1つだけだったから、そこからは持ち直せた。

後半に入って2―1と逆転し、楽になったと思ったがそうではなかった。最後まで苦しむ試合になった。悪かった内容よりも、我々が逆転し、最も重要な勝ち点3を得たことを重視したい。水曜日のRマドリード戦へこの勝利がエネルギーを与える。試合前から負けると思わず、全力で良い結果を求めたい」

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