◆陸上 木南記念 (11日、大阪・ヤンマースタジアム長居)
女子800メートルのタイムレース決勝で、日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高)は、2分2秒29で2位だった。東京世界陸上(9月)の参加標準記録(1分59秒00)には届かず、レース後は結果に納得できなかったのか数分間、号泣した。
今季GP3戦目。2周目に入り、先頭に踊り出たが、いつもの軽快な走りは影を潜めスピードに乗らない。最後も必死にスパートをかけたが2位に終わった。久保は「2周目で足に余裕がなくてそのままずるずるいってしまった。地元の応援に応えられず情けなかったです」と悔しがった。
◇久保 凛(くぼ・りん)2008年1月20日、和歌山・串本町生まれ。17歳。小学1年から6年まではサッカー選手。潮岬中入学時から本格的に陸上を始めた。東大阪大敬愛高に進み、高1にして全国高校総体800メートル優勝。初の国際舞台となった同月の日・韓・中ジュニア交流競技会でも優勝。昨年6月の日本選手権で初優勝。