◆大相撲 ▽夏場所初日(11日、東京・両国国技館)

 新十両で西14枚目の夢道鵬(大嶽)が白星スタートを切った。北の若(八角)を立ち合いから突っ張って押し出した。

「うれしい。土俵入りとか先頭だったので。競技とは関係ない変な緊張感があったけど、相撲を取ること自体は緊張することなくできた」と、胸をなで下ろした。

 昭和の大横綱・大鵬の孫で関脇・王鵬の弟。初土俵から所要4場所で新幕下も、新十両昇進まで約5年半と苦労も味わった23歳が、関取として一歩を踏み出した。この日は母の日。新十両勝利で飾り、「これから帰って連絡したい」と笑顔で国技館を後にした。

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