◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(11日、茨城GC東C=6675ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 7打差7位から出た畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は3バーディー、5ボギーの74と落とし、通算1アンダーの11位で大会を終えた。「昨日からショットが思うようにいかなくて、それが今日も思うようにいかないことが多っかった。

なかなかチャンスメイクできなかった」と悔しさをにじませた。

 7打差大逆転を狙いスタートした。1、2番でパーを重ねたが、3番でグリーン左手前のラフからの第3打が5メートルショート。ボギー先行としたが、4番でピン奥2メートルから下りのフックラインを沈めて、すぐに取り返した。だが、9番パー5で3打目をグリーン奥にこぼし、1つ落として後半へ向かった。16番までに3ボギーを重ねたが、上がりは連続バーディー。地元・茨城の大勢のファンの前で意地を見せた。

 次戦は海外メジャーの全米女子オープン(29日開幕、米ウィスコンシン州)。「強い気持ちを持って、自分を信じてやっていくしかないと思う。まだ中盤ですし、何かいいきっかけをつかめるように、引き続き頑張っていきたい」と悲願の優勝へ気を引き締めた。次週は日本で調整。「少し体を休めて、最高の状態で全米女子オープンから米ツアーを転戦できるように、準備していきたい」と話した。

 今後の日本ツアー出場にも言及した。国内メジャー第2戦、ソニー日本女子プロ選手権(9月11~14日)も茨城で開催。「秋口のスケジュールは米ツアーの成績でも変わってくるが、特に地元だと気持ちも入るので出たいと思っている」と出場に前向きな姿勢を示した。初日から優勝争いを繰り広げたが、週末にスコアを落とした今大会。「週末は情けないプレーで、これだけたくさん応援していただいたのに申し訳ない。この悔しさを糧にリベンジできたら」と地元ファンへ活躍を誓った。

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