◆大相撲夏場所初日(11日、東京・両国国技館)

 西前頭筆頭・王鵬(大嶽)が大関・琴桜(佐渡ケ嶽)を肩透かしで勝利した。過去2勝6敗とリードされている相手に、立ち合い押し込まれたが、左四つで組み止めた。

巻き替えからもろ差しとされたが、両腕を決めて出て行き、逆襲で押されるところを、肩透かし。王鵬の祖父は大鵬、琴桜の祖父は琴桜(初代)という横綱の孫対決を制して白星発進した。

 「(左四つになったところで)我慢できたことがよかった」と王鵬は淡々と答えた。新十両の弟の夢道鵬がこの日、初日を飾ったが「どうこう思うことではないですね。一緒に頑張っていければいい」。

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