◆大相撲夏場所初日(11日、東京・両国国技館)

 新横綱の先場所、途中休場した豊昇龍(立浪)は、小結・若隆景(荒汐)を押し出した。過去6勝6敗の五分の相手に対し、鋭い立ち合いから一気の突き押しで完勝。

 豊昇龍は先場所初日、いきなり阿炎(錣山)に苦杯を喫するなど、9日目までに4敗。10日目に右肘関節内遊離体と頸椎(けいつい)捻挫に加療を要するとして休場となった。新横綱の途中休場は86年秋場所の双羽黒以来となった。それだけに、今場所にかける思いは強い。「当然、優勝を目指す」と巻き返しを狙う。

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