◆明治安田 J1リーグ▽第16節 新潟1―1浦和(11日・デンカS)

 浦和はアウェーで新潟と1―1で引き分けた。0―0の後半29分に新潟FW長谷川元希のゴールで失点。

しかし同35分、右サイドからDF石原広教のクロスに、途中出場のFW長倉幹樹が高い打点のヘディングで合わせて同点に追いついた。浦和のマチェイ・スコルジャ監督は「結果的に勝ち点1しか取ることができませんでした。本日の新潟は非常によかったと思いますので、ドローに値する試合」と振り返った。

 序盤はハイプレスから相手のDFラインを突破するシーンもあったが、時間の経過とともにペースダウン。指揮官は「(前半の途中から)強度が落ちてしまい、新潟の得意なビルドアップで何度か破られる場面がありました。その時間帯では、まるでチームワークを忘れてしまったかのように、個人プレーが目立っていた。シンプルなボールロストが多かった」と苦言を呈した。

 後半開始からはトップ下の渡辺、ボランチ松本のポジションを入れ替え「(渡辺)凌磨をよりビルドアップに関わらせようとした。そして新潟のDFラインの裏のスペースを活用したかった」と語ったが、効果は限定的。しかしリードを奪われた後に、途中出場の長倉が決めて追いつき「物事があまりうまくいっていない試合でしたが、最後までがんばり続けたことはポジティブ」と語り、石原のクロスと長倉のゴールをたたえたスコルジャ監督。前節のG大阪戦で5連勝が止まった後の重要な一戦で連敗は回避したことを、前向きにとらえた。

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