◆陸上 関東学生対校選手権最終日(11日、相模原ギオンスタジアム)
男子2部5000メートル決勝が行われ、創価大のスティーブン・ムチーニ(3年)が13分32秒59で優勝した。国学院大の野中恒亨(3年)が13分52秒93で日本人トップの全体5位。
折田は大会直前の7日に胃腸炎となるトラブルから急ピッチで仕上げてレースに臨んだ。「次につながる走りができたと思います」と冷静に話した。原晋監督は「万全の体調ではない中、地力があるところを見せてくれた」と評価した。
兵庫・須磨学園高出身の折田は5000メートル日本高校歴代2位(13分28秒78)の自己ベストを持ち、昨春、世代NO1ルーキーとして青学大に入学。昨季は全日本大学駅伝では3区5位とまずまずの走りを見せたが、その後、故障に苦しみ、箱根駅伝では登録メンバーから外れた。同期の小河原陽琉が最終10区に抜てきされ、優勝のゴールテープを切った。青学大の現2年には今大会の1万メートルで日本人トップになった安島莉玖、同2位の黒田然ら好選手がそろう。「『小河原世代』ではなく『折田世代』と言われるようになりたいです」と折田は意欲的に話した。
原監督は「駅伝シーズンでは青学大の主力として存在感を示してほしい」と期待を込めて話した。