◆明治安田J1リーグ ▽第16節 清水2―2町田(11日・IAIスタジアム日本平)

 町田はアウェーで清水と対戦し、2―2で引き分けた。前半21分にFW西村拓真が先制点を決めたが、後半21分にPKから同点。

すぐに勝ち越したが、同39分にFWドウグラス・タンキに同点弾を献上した。

 DF林幸多郎が一時勝ち越しとなる一発を決めた。後半18分にDFドレシェビッチがエリア内でファウルを与え、同21分に相手FW北川航也にPKを決められた。その54秒後。西村のクロスが相手選手の足に当たりながらゴール前に伸びていくと、林が頭で合わせて再びリードを奪った。

 得点は、明大から横浜FCに入団した2023年の8月26日横浜FM戦以来2年ぶり。昨季から加入した町田では初得点となった。ゴール後にはチームメートと抱き合い喜びを爆発させた林は「正直前の選手が触ると思ってたので来ないかなと思っていたんですけど、信じて飛んだらボールが来たという感じです」と謙遜したが、「得点という結果を出せたのは純粋にうれしい」と喜ぶのも忘れなかった。

 しかし、チームはその後に追いつかれて勝ち点1止まり。嫌な流れを即払拭(ふっしょく)した一発を決めただけに「勝ったと思ったんですけど…。だめでした」。ここ5試合で3度の後半アディショナルタイムに失点し、この試合も終盤に失点したこともあり、「去年ほど(守備の徹底を)やりきれていない。

あそこから同点にされるのが今年のチームを表しているかなと思いますので、反省して改善しないといけない」と話した。

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