◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇王者・フェルナンド・マルティネス―同級6位・井岡一翔●(11日、東京・大田区総合体育館)
元世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級6位の挑戦者・井岡一翔(志成)が、王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に敗れた。井岡は10回にダウンを奪ったが、勝負は判定となり、0―3でマルティネスに軍配が上がった。
昨年7月のWBA・IBF同級王座統一戦で0―3で判定負けした宿敵に再び敗れ、308日ぶりに世界王座に返り咲くことはできなかった。
▽ラウンドVTR
1回 マルティネスが前に出てパンチを出す。井岡はボディー打ちで対抗
2回 マルティネスが接近してパンチをまとめる。井岡は左を細かくヒット
3回 互いに距離を縮めて激しく打ち合う。井岡はストレート、王者がフックで応戦
4回 井岡が距離を取りジャブ、ワン、ツーをヒット。マルティネスの動きがやや鈍る
5回 マルティネスが再び前に出てパンチを出す。井岡はボディーを有効にヒット
6回 接近しての殴り合い。手数の多いマルティネスに対し、井岡も確実にパンチヒット
7回 マルティネスのプレッシャーが強く、井岡の下がるシーンが目立つも終盤反撃する
8回 井岡が細かくパンチをヒット。マルティネスのプレッシャーが弱まる
9回 マルティネスの右アッパーがヒット。それでも終盤は井岡が前に出る
10回 井岡の左フックにマルティネスが初ダウン。王者はふらふらになり必死に耐える
11回 ダウンの影響かマルティネスに勢い無くなる。井岡が冷静にパンチ当てる
12回 死力を尽くした打ち合い。