◆明治安田J1リーグ▽第16節 C大阪1―0横浜FM(11日・ヨドコウ)

 横浜FMがトンネルから抜け出せない。キスノーボ新監督の初陣は、前半の失点が最後まで重くのしかかり、0―1で敗戦。

途中出場のFW宮市の得点は直前のプレーで反則があったためVARで認められず、DF松原のシュートもポストに当たるなどゴールが遠かった。

 4連敗で、今季はJ1最少の1勝(13試合)で最下位から抜け出せない。指揮官は「後半は試合を支配することが多く出来て、いい部分をより出せた。選手たちは全てを出し切ってくれましたし、誇りに思います」と評価したが、ACLE準々決勝敗退を経て、仕切り直しを図った一戦での敗れたダメージは大きい。

 残留圏内の17位名古屋より3試合少ないものの、勝ち点差は8と開く。14日の2位柏戦から、3位京都、2連覇中の神戸、首位鹿島とのホーム4連戦が正念場だ。J2降格経験のない名門が、かつてないほどの苦境に立たされている。(後藤 亮太)

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