“実質５部上がり”　関東１部からＪ１浦和にはい上がった長倉、移籍後初弾も古巣相手で笑顔無し
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◆明治安田Ｊ１リーグ▽第１６節　新潟１―１浦和（１１日・デンカＳ）

　浦和ＦＷ長倉が、昨季まで所属した新潟相手に移籍後初ゴールを奪った。１点を追う後半３５分、右からのクロスにヘディングで合わせて同点に。

しかしゴール後は表情を変えず、喜ぶそぶりも見せず「相手が新潟で、このビッグスワンでの得点となると、うれしくないです」と明かした。チームを連敗から救った今季初ゴールより、古巣への思いが勝った。

　情に厚い２５歳は、Ｊ１から数えて“実質５部”に当たる関東１部・東京ユナイテッドからはい上がってきた苦労人でもある。Ｊ２群馬、Ｊ１新潟での活躍を評価され、今季下部組織時代を過ごした浦和へ。ただ、約１年半を過ごした新潟に感謝の思いは強く「（初ゴールは）タイミングが悪いなと」と本音が漏れた。

　引き分けで２試合未勝利のチームは４位に後退。長倉は「これからさらに活躍できるように」と、浦和を上昇させるプレーを誓っていた。（金川　誉）

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