NHKマイルC・G1を9番人気で制したパンジャタワー(牡3歳、栗東・橋口慎介厩舎、父タワーオブロンドン)がレースから一夜明けた5月12日、栗東トレセンで元気いっぱいの姿を見せた。午前1時頃に帰厩。
レースは、道中は外めの中団で追走。ハイペースのなか、鞍上の松山弘平騎手と息を合わせながらじっくり脚をためた。4角では、7~8頭分外を周りながら進出。猛然と前を追い、2着マジックサンズと頭差、3着チェルビアットはそこから鼻差という接戦を制した。
五十嵐助手は、スタンドの厩務員席で観戦。「一頭だけ脚いろが違ったので、ひょっとしたらのみ込んでくるかもな、とイメージできるぐらいでした」とラストスパートを振り返った。「デビュー前から『走るな』という感じでした。ほんと、すごい子です」。今後の予定は明言されていないが、3歳マイル王として堂々と歩んでいく。