◆大相撲 ▽夏場所第2日(12日、東京・両国国技館)

 東序二段22枚目・岡田(高田川)が西同22枚目・福東(玉ノ井)を小手投げで下し、白星発進した。

 岡田は東海大柔道部の出身。

柔道部OBで21年東京五輪金メダルのウルフ・アロン(パーク24)がきっかけとなり、高田川部屋に入門した。昨年九州場所の前相撲で初土俵。今年の初場所は序ノ口で5勝2敗、春場所は東序二段60枚目で5勝2敗だった。今場所で勝ち越せば三段目昇進が見えてくる。「確実に上がりたい。そろそろ5勝を卒業しないと。一つでも多く勝ちたい」と意気込んだ。

 場所前の4月29日には柔道の全日本選手権を観戦した。6月で現役引退を表明しているウルフの最後の個人戦。その戦いぶりやOBで柔道部時代にコーチとして指導を受けた香川大吾の初V、阿部一二三、橋本壮市、永山竜樹といった軽中量級から体重無差別に挑戦したパリ五輪メダリストの奮闘に大きな刺激を受けたという。「(ウルフは)最後の拍手がすごかった。会場から愛されてましたね。

三段目決めたら喜んでくれると思うので、早く幕下に上がりたい」と先輩に誓った。

編集部おすすめ