国内女子プロゴルフの今季メジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップ(茨城GC東C)で2位だった藤田さいき(JBS)が12日、自身のインスタグラムを更新した。発熱と体調不良に見舞われながら11日の最終日にプレーを終えた後、救急車で病院に搬送され「ご迷惑とご心配をおかけし、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
藤田は大会前から39度の発熱など体調不良を抱えながらプレー。最終日に通算7アンダーで並んだ申ジエ(韓国)とのプレーオフ1ホール目で敗れた後、18番グリーン脇で青木瀬令奈を見つけて号泣。しばらく抱きつきながら動けなくなり、関係者に背負われて搬送された。
また、16日から開幕するSkyRKBレディス(福岡・福岡雷山GC)は欠場することを明かした。
藤田の投稿は以下の通り。
「このたびは、スポンサー各位、大会関係者の皆様、並びにご来場のギャラリーの皆様、視聴者のゴルフファンの皆様に対し、謹んでお詫び申し上げます。
競技終了後も体調不良により緊急搬送される事態となり、関係各位には多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。
現在は平熱に戻り、咳も少しずつおさまってきました。
本日都内の医療機関を受診したところやはりコロナ、インフルエンザに感染した形跡も無いとの事。
今回は風邪をこじらせて気管を痛めている状態で熱中症にかかってしまったのが原因でした。
試合前日には体調も良くなってきており、コロナ、インフルエンザ検査も陰性だった事から出場を決めましたのですが、それでも疲労の蓄積などで免疫力が低下していた影響でこのような事態になってしまった事はプロスポーツ選手としてとても不甲斐なく深く反省しております。
やはりメジャーというタイトルは歳を重ねる程その重さを痛感しておりますし、優勝して海外ツアーにチャレンジしたいと強く願っていた事から無理をしてしまいました・・・
今後、2度とこのような事が起きないよう体調管理を含め、プロスポーツ選手としての自覚を持ち日々精進してまいります。
最終日は奈々ちゃんのアグレッシブなプレーに感心し、ジエの多彩な技術と勝負強さが光るプレースタイルに感激していました
ジエ、改めて記録づくめのメジャー優勝本当におめでとう
熱中症で意識が朦朧としていて正直あまり覚えていないけど、プレーオフ戦ってジエのプレーに心底感動したし、自分の実力の無さも痛感しました
今週は欠場し、しっかり体調を整えてからまた頑張ります
最終日スポンサーさんやファンの方々が全国から集まり、現地に来れない方からもたくさん応援して頂きました
長年いつも応援して下さる皆さんの為にも絶対に優勝を掴み取りたかったのですが、残念な結果となり...悔しくて昨夜は眠ることができませんでした
今度こそ結果を残せるよう今後とも精進しますので、今後とも変わらぬご声援を宜しくお願い致します
メジャーに相応しい素晴らしいコースを提供して下さった茨城ゴルフ倶楽部の皆様、最後まで待っていてくれた後輩達や家族、日本女子プロゴルフ協会の皆様、そして大会に携わって頂いた関係者の皆様に心から感謝を申し上げます」