U―22Jリーグ選抜が13日、大阪府内で関西学生選抜と試合を行う。

 12日に第2回目の活動がスタート。

「日本代表全体のレベルアップを最大の目的に、W杯や五輪で活躍できる選手を輩出する。またJリーグや海外トップリーグで活躍できる若いエリートユース選手をJFA、Jリーグが一体となって強化・育成していく」ことを目的とした活動。菅原大介監督を筆頭に、日本代表・前田遼一コーチ、G大阪・遠藤保仁コーチ、広島の青山敏弘コーチが指導にあたり、サイドからのクロスをゴール前で合わせる練習や、7対7の実戦形式など約1時間の練習が行われた。

 参加したG大阪の名和田我空は、実戦形式の練習でゴールを決めるなど、存在感を発揮。全体練習後にはチームでの取り組み同様に遠藤コーチと縦回転の軌道を意識したFK練習を行った。名和田は「あの位置なら壁を越えたらだいたい入るので、そこは意識している。まだ完成途中ですけど、あれも武器に出来るように頑張りたい」と前を向いた。

 高卒1年目の今季はリーグ開幕戦でいきりなり先発出場したが、その後は先発から離れ、3月16日の横浜FM戦を最後にトップでの出場機会はない。今回は貴重な実戦の場にもなるが、「自分の価値を示せる場だと思いますし、あまり試合に絡めていない時にこういう活動を用意してくださって感謝していますし、試合で各個人が何を残せるかが大事だと思うので、一つでも多く自分の持っているものを出せたら」と決意。今回の活動をU―20日本代表の船越監督が視察するなど、9月にチリで開催されるU―20W杯出場に向けたアピールの場にもなることから「もちろん意識していますし、ここもチャンスの場だと思っているので、最後食い込んでいけるように、自分の価値を示したい」と意気込んだ。

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