大相撲の振分親方(元関脇・妙義龍)が夏場所4日目の14日、東京・両国国技館内の相撲博物館でトークショーを行った。昨年9月に現役を引退。

境川部屋の部屋付き親方として指導にあたっている。「わかりやすく指導するのは難しい」と悩みつつ、「いい弟子を育てられるように頑張りたい」と抱負を語った。

 参加者からの質問コーナーでは引退後の生活の変化について聞かれ、現役時代は禁止されていた車の運転を始めたと明かした。運転免許は大学時代に取得し、「ペーパーでゴールド」だったという。「引退して3日後に(交通量の少ない)夜中の2時に足立区で走りました。怖かったので」と笑顔で振り返った。

 今場所は大関・大の里の綱取りに大きな注目が集まる。大の里は日体大の後輩にもあたり「いい相撲を取っている。結構しゃべるし、頑張ってほしい」とエール。弟弟子の幕内・平戸海(境川)にも「場所前も稽古をガンガンやって、三役に上がる前よりもいい仕上がりじゃないか。元気いっぱいです」と期待した。

 10月5日には「妙義龍引退振分襲名披露大相撲」(両国国技館)が予定されている。

今月5日にはチケットの販売も開始。「最後の大銀杏(おおいちょう)になる。10月は(ロンドン公演が開催されるため)日本で巡業がない。取組や横綱土俵入りもあるので、見に来てもらえたら。いっぱい来てくれたらうれしいですね」とPRした。

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