【川口オート(ナイター)SGオールスター】佐藤励が6戦全勝で史上初のSG初優出初制覇を達成
 今年のSG第2弾、川口オートの「第44回オールスター・オートレース」は最終日の29日、12Rで優勝戦が争われ、令和の高速王子・佐藤励(25)=川口・35期=が4番手から10周4角で差し伸びて、史上初のSG初優出初優勝の快挙を6戦全勝で達成した。SG挑戦は9回目、デビュー3年4カ月で頂点に立った。
大会連覇を目指した青山周平は2着に敗れ、3着には黒川京介が入った。


【川口オート(ナイター)SGオールスター】佐藤励が6戦全勝で...の画像はこちら >>

史上初のSG初優出初優勝を果たし、賞金ボードを掲げる佐藤励



■ヒーロー

 スター誕生|。7人のSG覇者を相手にSG初優出の佐藤励が6連勝の完全優勝。年末の覇権争いに加わってきた。

 過去8回のSGは周回誤認、反妨失格、落車、F失権と凡ミスが続いたが、9回目で全て帳消しになった。デビュー3年4カ月でのSG制覇は鈴木圭一郎の3年3カ月に次ぐ記録だ。



 レースは逃げた青山を2番手の黒川が何度もまくりで攻める展開。両者の争いは最後まで続き、10周4角で競って流れたところを佐藤励がズッポリと差し切った。

 「やったぞ~!うそみたい。信じられない。うれしすぎて感謝の言葉しかありません。最後、差したと分かった時、オレがSGを取ったんだ、と思いました。
でも、あの青山さんを何度もまくりにいった黒川さんはすごいと思いました」。地元の2人で青山を破ったレースとも言える。

 次節はGⅠゴールデンレース(5月7~11日・浜松)に出場予定。再び青山周、鈴木圭らとVを争う。
編集部おすすめ