◆明治安田 J1リーグ▽第17節 神戸3―2G大阪(17日・ノエビアスタジアム)

 昨季11月の天皇杯決勝以来となる対決は神戸に軍配が上がった。2度同点に追いついたG大阪を振り切り、勝ち点3をつかみ取った。

 試合開始直後から、息詰まる激しい攻防が繰り広げられた。互いにゴール前まで攻めるシーンはつくったが、両チームとも全体でハードワークを披露して得点は与えなかった。

 0―0で始まった後半は5分、DF酒井高徳が左サイドを突破するとそのまま中へクロスを上げる。これをMFエリキがスルーすると、後ろで待っていたFW大迫勇也に滑り込みながらゴール上にねじ込んだ。4試合ぶりにスタメン復帰した大黒柱の13試合ぶりの得点で先制に成功。しかし6分後には、G大阪MF倉田秋に同点ゴールを許す。それでも同15分、ロングスローから流れてきたボールを神戸のエリキに押し込まれて再びリード。しかし28分、左サイドでボールを受けたDF黒川圭介に右足を一閃(いっせん)されると、ボールはそのままゴールに刺さり再び同点に追いつかれた。

 関西のチーム同士、意地がぶつかり合う激しい試合はアディショナルタイム、FW佐々木大樹のクロスに大迫が頭を合わせて3度目の勝ち越し。千両役者の2ゴールでチームは連敗を脱出した。そのままのスコアで終了。両チームとも一歩も引かなかった好ゲームは、神戸が勝ち点3を手にした。

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