◆明治安田J1リーグ▽第17節 鹿島1―0清水(17日・カシマ)

 鹿島は清水に1―0で勝利し、7連勝とした。FW鈴木優磨が前半7分に挙げた1点を守り切った。

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 安西幸輝が「勝った気がしない」と振り返ったように、薄氷の勝利となった。

 前半7分に先制点を奪うも、鹿島はビルドアップのミスが多く、清水が主導権を握る時間帯が長く続いた。清水のシュートミスに助けられた点は否めない。鋭い寄せで「枠を外させる」場面もあったが、決定機を作らせてしまったことは確かだ。

 鈴木優磨は「内容的には本当にまだまだ。試合後にも話したけど、この内容だったら正直、いつ(相手に)喰われてもおかしくないとみんな思っている」とキッパリ。「勝利の内容にこだわっていかないといけない」と反省した。

 7連勝のうち、6試合が1点差での勝利。結果的には「勝負強さ」が際立つ戦績とも捉えられるが、鬼木達監督は「まだまだ、やらなきゃいけないことが多すぎる」と兜の緒を締めた。

 17節を消化し、前半戦は残り2試合。次節の横浜FM戦で勝利すれば、無条件で2017年以来の「首位ターン」となる。鬼木監督は「やらなきゃいけないことが浮き彫りになったゲーム。

すぐに切り替えて、次のゲームに向かいたい」と気を引き締めた。

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