◆明治安田J1リーグ▽第17節 浦和3―2FC東京(17日・埼玉)
FC東京は1点リードの後半35分に、クロスから浦和MF松本に同点ゴールを与えると、同アディショナルタイム3分に再び松本にゴールを許し、痛恨の逆転負け。連勝は2でストップした。
前半9分にはMF遠藤が獲得したPKをFWマルセロヒアンが冷静に決めて先制。追いつかれた後の後半23分には、左サイドで仕掛けたDF安斎からのパスを遠藤が左足で決めた。
2点に絡んだ遠藤は「逆転負けをしているようだと、上位争いには食い込めない。大事な試合だったと思うが(勝てず)、ここから下位の争いに巻き込まれてしまっても自分たちが悪いということ」と険しい表情を浮かべた。自身は後半42分に交代となり「2―2になってから、どれだけの選手が(押し込まれる状況を)跳ねのけようと思ってプレーしたか。雰囲気に飲まれて、レッズの圧力にどんどん押されているようにしか見えなかった。何としてでも脱してやろうという気概のあるプレーは見られなかった」と厳しい言葉を並べた。先制のPK獲得に加え、今季初得点を記録したが、「正直負けているので自分のゴールはどうでもいい。いら立ちしかない」と悔しさをあらわにした。
就任後、初の3連勝を逃した松橋力蔵監督は「東京から多くのファン・サポーターの方々が来てくれた中で勝利を収められず申し訳ない気持ち。選手は非常に頑張ってくれたにも関わらず、最後は逆転(負け)で本当に悔しいゲームだった」と振り返った。後半35分の同点ゴールがVARチェックに時間を要し、その後もホームチームの圧力に屈したことについては「会場のボルデージなどは何も言い訳にならない。