◆明治安田 J1リーグ▽第17節 神戸3―2G大阪(17日・ノエビアスタジアム)
2連敗中の神戸が、G大阪を振り切って勝ち点3をつかんだ。4試合ぶりにスタメン復帰した元日本代表FW大迫勇也が2得点で勝利に導いた。
試合開始直後から、激しい攻防が繰り広げられた。0―0で後半が始まると、均衡を破ったのはやはりこの男だった。同5分、DF酒井高徳の左サイドからのクロスをMFエリキがスルー。後ろに走り込んできた大迫が滑り込みながらゴール上にねじ込んだ。スタメン復帰したエースにリーグ13試合ぶりの得点が生まれて先制。そこから打ち合いとなり2―2で迎えた後半アディショナルタイム。FW佐々木大樹のクロスに大迫が頭を合わせ、この試合3度目の勝ち越しとなる決勝点を挙げた。
試合後、「ここまでなかなか結果が出せなかったので。この1週間しっかりトレーニングを積んで、自分にベクトルを向けてコンディションを上げることができた」と2得点を振り返った。G大阪戦を落とせば3連敗という状況だったが「ビビっていても仕方がない。とことんやるだけなので。根性で。
この日は最後まで意地がぶつかり合った。詰めかけた両チームのサポーター2万3275人も大声援で後押し。見事本拠で白星を届け「今日みたいなプレーをすればスタジアムも盛り上がりますし、いい雰囲気の中で試合ができる。期待に応えてやっていきたい」と胸を張った。