◆明治安田J1リーグ▽第17節 横浜FM0―3京都(17日・日産スタジアム)
横浜FMがホームで京都に0―3で敗れ、2008年のクラブワーストに並ぶ6連敗&10戦未勝利となった。
前半31分に京都のMF松田に豪快なミドルシュートを決められて、4戦連続で先制点を許す展開となり、後半22分にはGK飯倉が味方DFに当たってコースの変わったシュートをはじいたところを京都の奥川に押し込まれて追加点を献上。
悪夢のような連敗に、ゴール裏のサポーターからは今季初めて大ブーイングが飛んだ。主将のMF喜田は「ブーイングは当たり前ですし、むしろここまで悔しい思いしかさせていないにも関わらず、ファン・サポーターの皆さんが見せる姿勢、伝える気持ちは受け取って、感じて。彼らの素晴らしさに僕らの力が見合っていない」と現状を受け止めた。
これで残留圏内の17位横浜FCとの勝ち点差は、2試合消化が少ないものの「10」まで広がってしまった。試合後にはサポーターが、中山社長と西野スポーティングダイレクター(SD)への話し合いを求めて居残り、話し合い中も、一部から厳しい言葉が飛ぶなど、危機感は募るばかり。喜田は「どういう方向性でやっていくか、ばらばらの意見ではなく、クラブとして一つの方向に向けていかないといけない。選手だけではなく、クラブに関わる全ての人がもがき苦しんでいますし、僕自身もどうしたらチームが少しでも良くなるかとか、勝利につながるかとか、他のことを考える時間がないくらい、考えて、考えて、考えてますけど、それでも結果につながらない悔しさ、もどかしさがある。誰かが勝利をくれるわけではないので、本当に自分たちがクラブとして乗り越えていくしかない」と話した。