◆体操 NHK杯 最終日(18日、東京体育館)

 体操の世界選手権(10月・ジャカルタ)代表最終選考会を兼ねる大会で、男子2回目は4月の全日本個人総合選手権の得点を持ち越し、個人総合で争われ、全日本個人総合で5連覇を達成した橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)は、合計251・909点で体調不良を乗り越え、2位に入り世界選手権代表入りを果たした。

 2位につけた1回目(16日)の後、体調不良で会見をキャンセル。

所属の齋藤良宏コーチが取材に対応し、「5月3日に体調不良を訴えて、発熱している。ぎりぎりのところでやっている」と話し、心配されたが、2回目も諦めることなく出場した。パリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)とは、1・500点差はあったが、6種目で自分の演技を貫き、2位を死守した。

 代表権を手にした橋本は、「まずは心配をかけましたが、元気です。とりあえず代表内定にひと安心しています。まだ世界選手権まで期間がある。もう一度、世界一になれるように、岡選手に負けないようにしっかり自信を持ってできるように頑張っていきたい」と前を向いていた。

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