◆陸上 セイコーゴールデングランプリ(18日、東京・国立競技場)

 女子やり投げで昨年のパリ五輪金メダルの北口榛花(JAL)は今季自己ベストの64メートル16で大会連覇を飾った。「内容的にはばらつきがあった。

でも64メートルは完璧な形でなくても投げられたので、そこは少し自信になりました」と笑顔で話した。1投目から60メートル超えの投てきを見せると、5本目にこの日の最高記録をマークして会場を沸かせた。

 今季、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第2戦(3日、中国)でシーズンイン。60メートル88の4位で「なかなか思ったようには投げられなかった」と振り返るが、今大会は復調の兆しが見える試合にもなった。「64メートルは久しぶりに『来たな』っていうタイミングで投げられたと思います。でもまだやりがまっすぐではない。やりに全部のエネルギーが乗ればもうちょっと飛ぶかなって思います」と手応えを得て、次戦に臨む。

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