◆大相撲 ▽夏場所第4日(14日、東京・両国国技館)

 元大関で西幕下14枚目・朝乃山(高砂)が初黒星を喫した。東同15枚目・東誠竜(玉ノ井)に立ち合いで右を差したが、相手の投げにやや体勢を崩され、寄り倒された。

「昨日も動画を見ていたけど、相手の投げが頭に入ってなかった。投げられてからの相手の攻めの方が早かった。負けは負けなので、次の相撲に向けてやるしかない」と肩を落とした。

 朝乃山は春場所で昨年7月の名古屋場所で負った左膝前十字靱帯(じんたい)断裂から4場所ぶりに復帰。7戦全勝で三段目優勝を飾って番付を大きく上げ、今場所で7戦全勝なら関取復帰が確実視されていた。痛恨の敗戦で今場所での大きな目標が消えたが「まあ、消滅したことなので。ここから6番勝って、来場所に向けて1枚でも2枚でも番付を上げたい」と懸命に切り替えた。

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