成海綾香(24)沖縄 鹿児島で培った脚力で勝負
 成海綾香(なるみ・あやか)は、7歳から自転車競技を始めた。高校は、より良い環境を求めて鹿児島の強豪・南大隅高を選んだ。


 大学も鹿屋体大。インカレのチームスプリントVなど、短距離から中長距離まで、幅広く結果を残した。

 兄は成海大聖(大分・123期)。兄同様にトライアスロンで自転車の楽しさを知った。大学卒業後はロードを続け、2023年秋の鹿児島国体ではロード個人で6位。そこで区切りをつけてガールズケイリンの道に進んだ。

 養成所では、「ロードばかりしていたので、ダッシュ力のなさを感じていました。でもそれも少しずつついてきています」と訓練の成果を実感。養成所での1年間を、「毎回序列をつけられる。モチベーションを高く保てました。こんなに多くの女子と訓練できて楽しかった。いろんな年齢の候補生との集団生活も、勉強になりました」と回顧した。


 養成所順位は7位と競走訓練では結果を残した。だが将来的な目標は「GⅠに出場すること」と、大きなことは口にしない。現実を見つめながら、着実に歩みを進める。

 ①2000年11月2日、24歳②沖縄県宜野湾市③南大隅高―鹿屋体大④―⑤仲松勝太・96期⑥7位⑦12秒70、26秒03、39秒01⑧152.2、53、O


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成海綾香







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