
大学も鹿屋体大。インカレのチームスプリントVなど、短距離から中長距離まで、幅広く結果を残した。
兄は成海大聖(大分・123期)。兄同様にトライアスロンで自転車の楽しさを知った。大学卒業後はロードを続け、2023年秋の鹿児島国体ではロード個人で6位。そこで区切りをつけてガールズケイリンの道に進んだ。
養成所では、「ロードばかりしていたので、ダッシュ力のなさを感じていました。でもそれも少しずつついてきています」と訓練の成果を実感。養成所での1年間を、「毎回序列をつけられる。モチベーションを高く保てました。こんなに多くの女子と訓練できて楽しかった。いろんな年齢の候補生との集団生活も、勉強になりました」と回顧した。
養成所順位は7位と競走訓練では結果を残した。だが将来的な目標は「GⅠに出場すること」と、大きなことは口にしない。現実を見つめながら、着実に歩みを進める。
①2000年11月2日、24歳②沖縄県宜野湾市③南大隅高―鹿屋体大④―⑤仲松勝太・96期⑥7位⑦12秒70、26秒03、39秒01⑧152.2、53、O
成海綾香
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九州ガールズは4人デビュー/128期九州勢新人紹介
1
北津留千羽(19)福岡 父同様に応援される選手に
2
岩元 杏奈(24)宮崎 就職後に決意固め卒記女王
3
成海 綾香(24)沖縄 鹿児島で培った脚力で勝負
4
池原 杏(20)沖縄 ダッシュ力でレース動かす
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九州の男子は10人がデビュー/127期九州勢新人紹介
1
尾野 翔一(25)福岡 在所1位のパワーを披露
2
野津 宏介(28)福岡 自転車通勤きっかけに転身
3
鶴 淳志(24)福岡 後藤大輝とタッグ再結成へ
4
山口留稀哉(22)長崎 幻の甲子園経て兄姉を追う
5
吉田 航(25)大分 野球を断念して計6回受験
6
山本 康旗(24)大分 大学野球をコーチしながら
7
生野 優翔(23)大分 ロードのプロから方針転換
8
佐藤 魁皇(22)熊本 サイクリング高じてプロに
9
下山 聖斗(23)鹿児島 兄の自転車にこっそり乗車
10
新垣 慶晃(24)沖縄 走るのが嫌で自転車好きに