C大阪は後半に攻勢を強め好機をつくったが、同40分と43分に川崎FWエリソンに2失点し、連勝が3で止まった。
アーサー・パパス監督は試合後の会見で「最後の最後のところで技術を発揮する、最後(ゴールに)押し込むというところが足りなかった。
川崎の決勝点はMF瀬川のスルーパスから、裏に抜け出したエリソンが左足でGKのまた抜きシュートといずれも交代出場した選手に、してやられたもの。指揮官は「交代のところを見てみると、(我々は)本来であればこの選手とこの選手を代えたいというのがポジションごとにあるが、(負傷者などで)メンバーが足りない部分もあり、難しい。ただ過密日程の中で試合に出続けている、そういった選手がミスをした時に不満を言うのは違うと思う」と話した。
後半途中にはFW中島を中盤で、FW北野を前線で投入し、流れを引き寄せる時間帯もあったが、終盤にホームチームの底力に屈した。「(中島)元彦、(北野)颯太が入った時に少しゲームをコントロールできるようになったが、川崎(フロンターレ)さんの交代(選手のパフォーマンス)に関しては、大きなインパクトを感じた。今、現状2つのチームを比べると、そこで大きな違いを見せられた」。監督は自軍の苦しい事情を踏まえながら、選手層の違いを指摘した。
フル出場した元日本代表MF香川は「耐えながら戦えていた部分もあった。どっちに転んでもおかしくなかった。あの時間はフロンターレの勢いもあり、嫌な時間帯に失点してしまった。(2点目は)あっさりと失点してしまった」と唇をかんだ。